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【ホテル運営者必見】マーケティングのフレームワーク12選!Part2

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ホテル経営の鍵を握るのがマーケティングです。マーケティング戦略をスムーズに行うためには、フレームワークを活用しましょう。この記事では、ホテル運営において知っておきたいマーケティングのフレームワークのなかでも、事業改善や新規事業推進に活用できるフレームワークをご紹介します。ホテル経営を成功させたい担当者は必見です!

なお、以下の記事ではサービスや戦略を考える際に使える6個のフレームワークをご紹介しています。併せてご覧ください。

【ホテル運営者必見】マーケティングのフレームワーク12選!Part1

1.マーケティングにおけるフレームワークのメリット


そもそもマーケティングのフレームワークとは、マーケティングを行ううえでの枠組みとなる手段のことです。

マーケティングにおいてフレームワークを使用するメリットは、論理的に思考・意思決定できるようになることです。マーケティングを行う際は、随時さまざまな課題が浮かび上がるため、その度に解決する必要があります。また、意思決定を求められる場面も多いです。その際に、バラバラの方法で解決しようとしても、再現性がないため次回に活かせず、膨大な時間やコストがかかります。

フレームワークを用いることで、基本的な部分をそれに沿って進められるため、意思決定を効率化できるのです。また、フレームワークは社内の共通言語として機能するため、話し合いも円滑に進みます。

しかし、フレームワークはあくまでも手段であり、目的ではありません。フレームワークを使うことだけを目的にし、具体的なアクションに移せないままでは意味がありません。フレームワークが手段であることを忘れず、フレームワークを活用してさまざまなアクションを起こしていくことが求められるのです

2.代表的なマーケティングフレームワーク12選!


マーケティングでよく用いられる代表的なフレームワークは以下のとおりです。

  • 3C分析
  • 4P分析
  • 4C分析
  • SWOT分析
  • PEST分析
  • STP分析
  • 5フォース分析
  • PDCA
  • ECRS
  • OODA
  • AIDMA
  • AISAS

ここでは、後半の6つについて紹介します。なお、前半の6つについては以下の記事で解説しています。併せてご覧ください。

【ホテル運営者必見】マーケティングのフレームワーク12選!Part1

2-1.競争要因を明らかにする「5フォース分析」

5フォース分析とは、外部環境のなかでも事業環境を分析し、競争要因を明らかにするためのフレームワークです。5フォース分析においては、以下の5つの競争要因があるとされています。

  • 競合他社
  • 買い手(ホテルにおいては宿泊客)の交渉力
  • 売り手(サプライヤー)の交渉力
  • 代替サービス(ホテルにおいては民泊など)の脅威
  • 新規参入者の脅威

 

さまざまな外部環境の中でも、自社の事業を妨げたり推進させたりする要因について把握できるフレームワークです。

2-2.戦略の精度を上げる「PDCA」

PDCAは、マーケティング戦略をより良いものにするために用いられるフレームワークです。Plan(計画)、Do(実行)、Check(確認)、Act(改善)の4つのプロセスを繰り返すことで、マーケティング戦略の精度をあげていきます。

PDCAサイクルはフレームワークのなかでも非常に有名なものですが、絶え間ない確認と改善までを行えている企業はあまり多くありません。PDCAサイクルをきちんと回すためには、それぞれのステップを行うスケジュールを事前に決めるのがおすすめです。

2-3.業務改善に役立つ「ECRS」

ECRS(エクルス)は、Eliminate(排除)、Combine(統合)、Rearrange(順序の変更)、Simplify(簡素化)を行うことで、業務効率化を行うためのフレームワークです。

この順番に業務を改善していくと、適切な改善を実施でき、不要なトラブルを回避することができるとされています。E→C→R→Sの順に改善していく点がポイントです。

2-4.新規事業の意思決定は「OODA」

OODA(ウーダ)は、Observe(観察)、Orient(方向付け)、Decide(判断)、Action(行動)の4つを行うことで、マーケティング戦略に関する意思決定を行うためのフレームワークです。

PDCAと似ていますが、新規事業を行う際に特に役立つフレームワークであり、PDCAよりも素早く意思決定を行いやすいのが特徴です。スピード感を持って新規事業を推進したい際におすすめです。

2-5.ゲストの購買プロセスを考える「AIDMA」

AIDMA(アイドマ)は、消費者の購買までのプロセスを表したもので、Attention(気付く)、Interest(興味を抱く)、Desire(欲しいと感じる)、Memory(記憶する)、Action(行動する)の頭文字を取ってAIDMAと呼ばれます。ホテルに当てはめると、ゲストがホテルの存在を知ってから宿泊という行動を起こすまでのプロセスを示すフレームワークのことです。

どこでゲストの興味を惹き、どこで予約に移してもらうのか、など、購買までのプロセスごとに具体的な戦略を考える際に役立ちます。

2-6.購買プロセスを示す「AISAS」

AISASは、Attention(気付く)、Interest(興味を抱く)、Search(調べて理解する)、Actionn(購入する)、Share(共有する)の頭文字を取ったもので、AIDMAと同様購買に至るまでのプロセスを表したものです。

AIDMAとの違いは想定しているプロセスであり、調査や感想の共有といったプロセスが加わっています。インターネットの使用を前提としているため、若い世代をターゲットにしたマーケティングの際におすすめです。

3.ホテル経営を成功させるにはセルフチェックインシステムの導入がおすすめ!


今回は、マーケティングに使える12個のフレームワークのうち、事業改善や新規事業推進に活用できる6個のフレームワークについて解説しました。マーケティングにはさまざまなフレームワークがありますが、フレームワークを使うことをゴールとせず、あくまでも手段として活用することが大切です。

また、ホテル経営を成功させたい場合は、マーケティングだけでなく、運営の効率化を図ることも重要です。そのためには、セルフチェックインシステムの導入を検討してみてはいかがでしょうか。セルフチェックインシステムとは、その名の通りホテルや旅館などでのチェックイン作業をゲスト自身で完結できるシステムのことです。ゲストに事前にQRコードが発行され、それをチェックインシステム端末にかざすと端末が自動で本人確認を実施し、チェックインが完了します。スマートロックと連携すれば、鍵の受け渡しまでを自動化できます。従来のフロント業務を効率化するシステムとして注目されており、ホテル運営において導入メリットが大きいシステムです。

詳しくは、ぜひ以下からお気軽にお問い合わせください。