民泊に多くのゲストを集めるためには、魅力が伝わるような写真を撮影することが大切です。しかし、写真撮影がなかなかうまくいかず、困っている民泊オーナーもいるでしょう。今回は、民泊の魅力をアピールしてゲストを惹きつけるための、効果的な写真の撮り方やテクニック、アイデアなどを解説します。
Contents
民泊運営における写真撮影の重要性
多くのゲストから自身が運営する民泊を選んでもらうためには、写真撮影にこだわることが大切です。
民泊を予約する際、立地や価格と並んで重要なのが、民泊内部の写真です。清潔感があっておしゃれな内装であれば、多くの人が泊まりたいと思うでしょう。一方、写真が不明瞭で内部の様子が分かりにくかったり、写真が暗くて清潔感が感じられなかったりすれば、ほかの民泊に流れてしまう可能性が高いです。
このように、民泊の写真はゲストにとって重要な判断材料になります。多くの方に予約してもらうためには、写真撮影にこだわりましょう。
民泊において撮影すべき場所
写真は、なるべく多く撮影して掲載することが大切です。写真が多ければ、その分判断材料も増えるためです。
以下については必ず撮影しましょう。
- 建物の外観
- エントランス
- ロビー・受付
- 部屋全体
- バスルーム・シャワー
- 洗面所
- トイレ
- キッチン
- アメニティ
- 窓からの眺望
特に、水回りの綺麗さを重視するゲストは多いため、バスルームやシャワー、洗面所、トイレなどの写真は必ず撮影しましょう。
また、周辺に観光スポットや駅、バス停などがある場合は、併せて撮影するのをおすすめします。観光目的で民泊を利用する方にとって、観光スポットへのアクセスの良さは非常に重要であるためです。
民泊の魅力をアピールする!基本的な5つの撮影方法
ここでは、民泊の魅力をアピールするための基本的な撮影方法を5つ紹介します。
- 部屋をあらかじめ掃除しておく
- 自然光を利用する
- 小物を効果的に取り入れる
- 三分割法を使用する
- 部屋の隅から撮影する
1.部屋をあらかじめ掃除しておく
部屋を撮影する前に、あらかじめ掃除しておきましょう。
大前提として、どんなに撮影テクニックが優れていても、部屋に清潔感がなければゲストを惹きつけることはできません。水回りに水垢や髪の毛が写っている、ベッドのシーツにシワが寄っている、鏡や窓ガラスにホコリや垢がついている、などがないように、部屋を掃除して清潔感を出しましょう。
2.自然光を利用する
明るい写真を撮るためには、晴れている日に撮影して自然光を利用しましょう。部屋全体が自然に明るくなり、清潔感もアップします。
どうしても天気が悪い日に撮影しなければならない場合や、日当たりが悪く自然光があまり入らない場合は、電気をつけた状態で撮影しましょう。この時、電球が昼白色や昼光色の場合は、部屋全体が青白く写ってしまう可能性があります。温かみのある、オレンジの電球色を選ぶのがおすすめです。
3.小物を効果的に取り入れる
小物を効果的に配置し、おしゃれな雰囲気をアップさせるのも1つの方法です。
物を減らした状態で撮影すると、部屋が広く見えます。しかし、あまりにもシンプルにしてしまうと、ほかの民泊物件と差別化できません。
おしゃれな間接照明や観葉植物、カラフルなクッション、ポスターなど、インテリアをおしゃれに見せるアイテムを効果的に取り入れるとよいでしょう。ボードゲームやゲーム機、プロジェクターなどを設置している場合は、あえて見えるように置いた状態で撮影することで、部屋で楽しく過ごせることをアピールできます。
ただし、小物が多すぎるとごちゃごちゃした印象になってしまいます。アクセントとして適度に取り入れることが大切です。
4.三分割法を使用する
綺麗な写真を撮るための定石と言われているのが、三分割法です。
三分割法とは、写真の縦と横を三分割したとき、それぞれの線が交わる4つの点に被写体が入るように撮影する方法のことです。たとえば、部屋全体を撮影したい場合は、メインとなるベッドが4点に入るように位置を工夫しましょう。
スマートフォンやカメラには撮影時にグリッドを表示させる機能があります。グリッドを見ながら撮影することで、簡単に三分割法を実践できるはずです。
5.部屋の隅から撮影する
写真は、部屋の隅から撮影しましょう。隅から対角線上斜めに撮影することで、部屋全体が広範囲に写り、部屋が広く見えます。
ワンランク上の撮影テクニック3選
ここでは、ワンランク上の撮影テクニックを3つ解説します。
- 広角レンズを使う
- しゃがんで撮影する
- ソフトで写真の明るさや彩度を調整する
1.広角レンズを使う
カメラで撮影する場合は、広角レンズを使うと部屋が広く見えます。スマートフォンの場合は、広角モードを利用しましょう。
ただし、広角にしすぎてしまうと被写体が歪んでしまいます。また、部屋が実際の広さよりも広く見えるように撮影すると、ゲストが宿泊した際に「期待より狭かった」とネガティブな感想を持ってしまう可能性があります。あくまでも自然な写真になるよう注意が必要です。
2.しゃがんで撮影する
部屋全体をバランスよく撮影するためには、しゃがんで低いアングルから撮影するのがおすすめです。
床と天井の割合が均等になるアングルが理想とされています。
3.ソフトで写真の明るさや彩度を調整する
撮影した写真は、画層編集ソフトで明るさや彩度などを調整しましょう。
加工をしすぎると不自然になってしまうため、適度に調整することが大切です。
撮影時の注意点
ここでは、撮影時の注意点を紹介します。
- 被写体の後ろに光源が来ないようにする
- ズーム機能を使わない
被写体の後ろに光源が来ないようにする
被写体の後ろに光源が来ないように注意しましょう。
光源とは、太陽や電球、撮影用のライティング機材など、光を発するもののことです。光源が被写体の後ろにあると、被写体が暗くなってしまいます。
被写体が影にならないようにするためには、光源が撮影者の後ろまたは横に来るよう位置を調整しましょう。
ズーム機能を使わない
スマートフォンで撮影する場合は、ズーム機能を使わないようにしましょう。ズームにすると、画像が粗くなってしまうためです。鮮明な写真にするためには、被写体に近づいて撮影しましょう。
写真撮影はプロに依頼するのもおすすめ
クオリティの高い写真を撮影したい場合は、プロに依頼するのがおすすめです。プロは、部屋を自然かつ綺麗に撮影する方法を熟知しています。撮影後の画像編集まで対応してくれる場合もあるため、カメラに自信がない方でも安心です。
プロカメラマンが民泊物件の写真撮影を代行してくれるサービスも多く登場しています。
プロに依頼したい場合は、以下の3つの選択肢があります。
- Airbnbの写真撮影プログラムを活用する
- 民泊運営代行業者に依頼する
- クラウドソーシングサービスでカメラマンを探す
Airbnbに登録している場合は、Airbnbの写真撮影プログラムを利用するのがおすすめです。1部屋につき2〜3枚ほど写真を撮影してくれます。依頼してから写真が公開されるまで1〜3週間ほどかかるため、早めに依頼しましょう。
コストを抑えたい場合は、クラウドソーシングサービスでフリーランスのカメラマンを探すという方法もあります。業者に依頼するよりもコストを抑えられ、こちらの希望にも柔軟に対応してくれるでしょう。
まとめ
より多くのゲストに民泊を利用してもらうためには、魅力的な写真を撮影して予約サイトに掲載することが大切です。写真を撮る際は、ライティングやアングルなどにこだわりましょう。ゲストを惹きつけられるクオリティの高い写真を撮影したい場合は、プロのカメラマンに依頼するのも1つの方法です。この記事を参考に、写真撮影にこだわってみてはいかがでしょうか。
民泊運営を効率化したい方には、セルフチェックインシステムの導入もおすすめです。ゲスト自身でチェックイン手続きを行えるようになるため、人件費を削減できます。ゲストも好きな時間にチェックインでき、ストレスフリーで手続きを済ませられるでしょう。
セルフチェックインシステムが気になる方は、ぜひ以下よりお問い合わせください。