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【ホテルオーナー必見!】インバウンド対策におすすめのシステム7選

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インバウンド対策を進めたいと考える際は、システムを活用することが効果的です。数あるシステムの中から、ホテル運営を効率化し、かつインバウンド対策にもつながるものを選びましょう。今回は、ホテルのインバウンド対策におすすめのシステムを7つを紹介します。

インバウンド対策でシステムを活用する重要性

外国人観光客
インバウンド対策とは、訪日外国人観光客を対象にした対策のことです。集客アップのために広報媒体を多言語対応したり、ホテル内で快適に過ごしてもらえるよう、外国語が堪能なスタッフを採用したりすることを指します。

インバウンド対策には、かなりのコストや時間がかかります。特に、専門のスタッフを採用しようとすると、採用から教育、定着までに時間と費用を要するため、中長期にわたって取り組まなければなりません。また、人材が離職した場合は、別のスタッフを探す必要があります。

そこで、インバウンド対策でシステムを活用することがおすすめです。システムによっては導入費用がかかりますが、一度導入すれば、安定して外国人観光客にサービスを提供し続けられます。

インバウンド対策について、詳しくは以下をご覧ください。

2023年はインバウンド対応に注目!ホテルでできるインバウンド対策とは

ホテルのインバウンド対策におすすめのシステム7選

3人の外国人観光客
インバウンド対策に活用できるシステムには、多くの種類があります。ここでは、特におすすめのシステム7選を、場面ごとにご紹介します。

  1. 予約管理システム
  2. PMS
  3. セルフチェックインシステム
  4. スマートロック
  5. 翻訳機
  6. 客室タブレットシステム
  7. キャッシュレス決済システム

1.予約管理システム|予約時

予約管理システムとは、サイトコントローラーとも呼ばれ、予約を一元管理できるシステムのことです。複数の予約サイトを利用する場合でも、予約状況に応じてすべての予約サイトの空室情報を自動で更新でき、ダブルブッキングを防げます。料金ランクの設定も一括で反映できるほか、予約実績のデータ化も可能です。

多言語設定機能が搭載されているものを選べば、カレンダーや予約の流れ、予約ボタンなど、重要な部分を自動で翻訳してくれます。サイトをいちいち翻訳する手間が省けるため、インバウンド対策におすすめです。

2.PMS|予約時

PMSは、ホテル管理システムのことで、ホテル宿泊に関するあらゆる業務を一括して管理できるものです。具体的には、予約から客室管理、予約や精算の管理、客室の管理、顧客情報の管理、宿泊データ分析などを行います。

特に役立つのは、顧客情報の管理や宿泊データ分析です。外国人観光客にホテルを利用してもらった際、どの客室・どのプランで予約してもらったかのデータを分析できれば、外国人観光客のニーズを捉えられます。また、過去に宿泊してもらった外国人観光客のアレルギー情報や要望などを記録しておけば、再訪してもらった際にきめ細やかなサービスを提供できます。日本らしい「おもてなし」の精神が根付いたサービスで外国人観光客を魅了できれば、良い口コミを拡散してもらえるかもしれません。

3.セルフチェックインシステム|チェックイン時

セルフチェックインシステムは、チェックイン業務を自動化できるシステムのことです。事前に宿泊客にQRコードを発行し、端末にQRコードをかざせば、自動で本人確認を実施し、チェックイン業務を無人で行える仕組みです。

多言語に対応したセルフチェックインシステムを使えば、外国人観光客はフロントとやりとりせずにスムーズにチェックインできます。外国語が堪能なスタッフが不在の場合でもチェックインしてもらえるため、ホテル運営も効率化します。

4.スマートロック|チェックイン時

スマートロックとは、鍵本体がなくても、暗証番号を入力したりスマホのアプリ上で操作したりするだけで解錠・施錠できるシステムです。暗証番号の発行や、鍵の有効期限の設定変更も、システム上で簡単に行えます。

スマートロックなら、鍵の受け渡しを効率化できるため、外国人観光客ともスムーズにやり取りできます。鍵本体を紛失されるリスクもないため、安心して運用できます。中には、セルフチェックインシステムと連携できるものもあるため、さらに利便性が高まるでしょう。

5.翻訳機|宿泊時

翻訳機とは、端末に向かって話すと自動で翻訳してくれるシステムのことです。音声認識機能がついており、AIが翻訳します。フロントに1台置いておけば、外国語に自信がないスタッフでも安心して対応できるでしょう。客室に備え付けておけば、外国人観光客が何かのトラブルでフロントに連絡する際も、スムーズな会話が実現します。

6.客室タブレットシステム|宿泊時

客室タブレットシステムとは、ホテルの客室内に設置するサービスツールです。フロントへの内線電話機能や館内案内、空調・照明コントロール、目覚まし機能、周辺の観光情報など、宿泊中に利用したいさまざまな機能を搭載しています。

多くの客室タブレットシステムが多言語対応のため、外国人観光客もストレスなく快適に利用できます。

7.キャッシュレス決済システム|宿泊時

PayPayやLINE Payのようなキャッシュレス決済は、日本でも普及し始めています。しかし、中国や韓国のようなキャッシュレス決済大国に比べると、まだまだ普及していないのが現状です。

決済手段が現金しかないお店やホテルに、使いにくさや不満を覚える外国人観光客は多いです。料金精算時にキャッシュレス決済を選択できるようにすると、スムーズに決済できるようになり、満足度も高まります。

キャッシュレスは日本の若者にも浸透しているため、国内での需要増加のためにもキャッシュレス決済システムを導入してみてはいかがでしょうか。

インバウンド対策で特に対応すべき言語は?

人力車に乗る外国人観光客
インバウンド対策では、多言語対応のシステムを活用することがポイントです。しかし、全ての言語に対応することは不可能です。多言語といっても、特にどの言語に対応すべきなのでしょうか。

世界で幅広く使われているのは、英語です。英語が母語でなくても、学校教育で英語が教えられている国は多く、多くの方にとって理解できる言語といえます。英語に対応すれば、多くの外国人観光客に対応可能です。

ただし、一口に英語といっても、アメリカ英語やイギリス英語、インド英語など、国によって発音やアクセントが異なる点には注意が必要です。特にアメリカ英語とイギリス英語では、スペルが微妙に異なる場合もあります。

中国語への対応も不可欠です。日本への旅行客が多い中国・台湾・香港では、中国語が使われています。特に中国は人口が多く、経済に与えるインパクトも大きいため、中国語に対応することが重要です。

中国語には、中国やシンガポールで使われる簡体字と、台湾や香港などで使われる繁体字があります。どちらにも対応できれば、幅広い国をカバーできるためおすすめです。どちらか一方にしか対応できない場合は、ターゲットに合わせて選びましょう。

同じく日本への旅行客が多い国は、韓国です。話者自体は英語や中国語に比べると多くありませんが、旅行客が非常に多く、日本で暮らす韓国の方も一定数存在するため、対応するとよいでしょう。

インバウンド対策にはシステムの活用がおすすめ

ホテルのフロントスタッフ
今回は、インバウンド対策で導入したい便利なシステムを7つご紹介しました。時間やコストがかかってしまうインバウンド対策ですが、システムを活用することで、効率的に対策できます。外国人観光客の増加が期待されている昨今、インバウンド対策に注力すると、新規顧客の獲得につながり、ビジネスチャンスを拡大できます。ホテルの売上アップのためにも、ぜひ意識してみてください。

セルフチェックインシステムを導入したい方には、「maneKEY(マネキー)」がおすすめです。A宿泊者自身でチェックイン作業を完結させられるため、ストレスフリーなチェックインを実現できます。は、日本語・英語・中国語(簡体字・繁体字)・韓国語に対応しているため、インバウンド対応も安心です。インバウンドに対応して顧客満足度を高めたい方は、ぜひ以下よりお問い合わせください。