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ホテルのリース方式とは?メリデメや成功のポイントも解説!

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ホテルを運営するにあたって、運営形態について理解することが大切です。運営形態ごとにメリット・デメリットがあります。この記事では、運営形態の1つであるリース方式について、特徴やメリット・デメリット、成功させるためのポイントを解説します。

ホテルを運営するなら知っておきたいホテルの4つの運営形態を解説!

1.ホテルのリース方式とは


リース方式とは、チェーン経営の1つで、ホテル用の不動産を所有している企業や法人などが、ホテル運営会社にリースで施設を利用させる方式のことです。運営会社は、不動産の所有者にリース料を支払い、不動産を使ってホテルを運営します。建物を所有する企業がホテル運営専門の子会社を設立し、そこに運営を委託するケースもあります。

リース料の支払い方式には、固定制と変動制の2つがあります。固定制とは、一定期間固定額のリース料を支払う形式です。一方、変動制では売上に応じて支払うリース料が変わります。変動制の方が、所有者と運営側の関係性が強くなり、共同経営のような形になるのが特徴です。

2.リース方式のメリット

リース方式のメリットは、運営側にとってはホテル用の不動産を購入したり新しく建設したりする必要がない点です。不動産の所有者にリース料を支払うことで、開業できます。そのため、不動産を準備する資金がなくても、ホテル運営を始めやすいのです。

また、所有側にとっては、実際の運営を外部に委託できるため、負担が少ないというメリットがあります。

このように、不動産に投資する資金がないがホテルを開業したいという方にとっては、リース方式がおすすめです。

3.リース方式のデメリット

リース方式のデメリットは、リース料の支払い義務がある点です。売上にかかわらず、不動産を使用している間は必ず発生するため、経営状況によっては負担になることもあります。これは所有側にとってはメリットですが、運営側にとってはデメリットになります。この点はフランチャイズ方式も同様ですが、毎月一定額を支払う必要があるため、リース料を考慮して経営する必要があるのです。

4.リース方式でホテル運営を成功させるポイント


リース方式で成功するためには、使用する不動産の選定とリース料の支払い方式の確認が必要です。不動産のエリアやスペックは、集客に大きな影響を与えます。そのため、ホテルとして将来性のある不動産であるかを見極めたうえで、リース契約を締結しましょう。

また、リース料の金額が適正であるかも重要です。リース料はホテルの資金繰りに大きく影響するため、負担なく経営を続けられる支払い額であることを確認しましょう。

5.まとめ


この記事では、ホテルの運営形態の1つであるリース方式について解説しました。リース方式は、不動産を用意する資金がなくてもホテルを開業できるというメリットがある一方、リース料を継続して支払う義務がある点がデメリットです。
ホテル運営を検討している方は、リース方式のメリット・デメリットを勘案したうえで、運営方式を検討してみてください。

また、ホテル運営を効率化するシステムとしておすすめなのがセルフチェックインシステムです。セルフチェックインシステムについて興味がある方は、以下からお気軽にお問い合わせください。