コラム, セルフチェックインシステム, ホテルシステム

セルフチェックインシステムとは?種類・費用・旅館業法対応まで徹底解説【おすすめ5選付き】

コラムセルフチェックインシステムホテルシステム

セルフチェックインシステムを導入すれば、フロントを無人化・省人化しながら宿泊客の待ち時間もゼロに近づけられます。人手不足・インバウンド需要増・運営コスト上昇という三重苦に直面するホテル・民泊経営者にとって、今最も費用対効果が高いDX施策の一つです。

この記事では、セルフチェックインシステムの仕組み・種類・機能・メリット・デメリット・費用相場・旅館業法への対応方法・選び方のポイントを網羅的に解説します。おすすめサービス5選の比較表も掲載していますので、導入を検討中の方はぜひ最後までご覧ください。

セルフチェックインシステム「maneKEY」資料ダウンロードはこちら(無料)>>


セルフチェックインシステムとは

スマートフォン

セルフチェックインシステムとは、宿泊客が自分でチェックイン作業を完結できるシステムです。フロントに備え付けられたタブレット端末や、宿泊客自身のスマートフォンを通じて手続きが行われるため、スタッフが常駐していなくても受付業務が回る状態をつくれます。

コロナ禍に「非接触・非対面」の手段として急速に普及しましたが、現在は感染症対策を超えた恒久的な省人化ツールとして定着しています。小規模民泊から大手ホテルチェーンまで、施設規模を問わず導入が進んでいます。


従来チェックインとの違い

比較項目従来のフロントチェックインセルフチェックインシステム
スタッフの必要性常駐必須不要(無人化可能)
チェックイン時間混雑時に10〜20分以上最短1〜2分
対応時間フロント営業時間内24時間365日対応
多言語対応外国語堪能なスタッフが必要システムが自動対応
本人確認目視・手作業AI・顔認証で自動化
ヒューマンエラー発生リスクありシステムが標準化・防止

セルフチェックインシステムの種類(4タイプ)

システムは大きく4タイプに分かれます。導入目的・施設規模によって適切なタイプが異なります。

タイプ概要向いている施設
PMS一体型ホテル管理システム(PMS)にチェックイン機能が内包されたタイプ。予約・売上・客室管理まで一元化できる中〜大規模ホテル、旅館
チェックイン特化型チェックイン・チェックアウト業務に特化した単機能システム。既存PMSと連携して使うホテル全般、民泊
民泊向け特化型旅館業法・民泊新法・特区民泊に対応した、小規模向けシステム。月額費用が安い民泊、簡易宿所、マンスリーマンション
精算機一体型現金を含む多様な決済に対応した自動精算機を備えたタイプ。現地後払いにも対応できる中〜大規模ホテル、旅館

セルフチェックインシステムを使ったチェックインのやり方は、以下のとおりです。

 

  1. 予約者に専用のQRコードを発行する
  2. 宿泊当日、宿泊客がQRコードを専用の端末にかざす
  3. セルフチェックインシステムが自動で本人確認を行う
  4. チェックインが完了する

 

なお、宿泊施設の運営者には、チェックイン時に宿泊客の本人確認が義務付けられています。セルフチェックインシステムは、本人の映像や身分証明書のデータを用いて本人確認を実施する仕組みです。

 


セルフチェックインシステムの主な機能

フロントのイメージ

  • チェックイン・チェックアウトの自動化:QRコードやスマホで手続き完結
  • 本人確認(顔認証・パスポートスキャン):AIが自動で身元を照合
  • 宿泊者名簿のデジタル管理:クラウド上に記録し、台帳管理の場所・手間が不要
  • サイトコントローラー連携:複数OTAの予約情報を自動取得
  • スマートロック連携:チェックイン後に暗証番号を自動発行、鍵の受け渡し不要
  • 多言語対応:日本語・英語・中国語(繁体・簡体)・韓国語など
  • 事前チェックイン:来館前にスマホで情報を入力し、当日はQRをかざすだけ
  • 決済機能:クレジットカード・QRコード決済に対応するシステム

セルフチェックインシステムを導入するメリット

人件費の削減と人手不足の解消

フロント業務を自動化することで、スタッフをチェックイン対応から解放できます。宿泊施設の慢性的な人手不足に対して、最も即効性のある解決策の一つです。削減された人件費は利益率の改善に直結します。

宿泊客の待ち時間をゼロに近づける

繁忙期でもチェックイン端末が複数人を同時に処理できるため、フロントの行列が解消されます。事前チェックインに対応しているシステムであれば、来館時はQRをかざすだけで完了し、顧客満足度の向上にもつながります。

24時間・深夜チェックインに対応

スタッフが不在の深夜・早朝でも宿泊客が自己完結でチェックインできます。夜間フロントのコスト削減にも有効です。

外国人観光客にスムーズに対応

多言語対応のシステムなら、外国語堪能なスタッフを配置しなくてもインバウンド対応が可能です。インバウンド需要が回復・拡大している今、多言語対応は選定の必須条件になりつつあります。

ヒューマンエラーの防止

チェックインの入力項目が標準化・自動チェックされるため、本人確認漏れや宿泊者名簿の転記ミスなどを防げます。


セルフチェックインシステムの費用相場

費用体系は「初期費用+月額料金」が基本です。月額料金は端末1台ではなく1室あたりの料金となっている場合が多い点に注意が必要です。

費用区分目安
初期費用0円〜10万円以上(タブレット型は安価、自動精算機は1台300〜700万円)
月額料金(タブレット型・クラウド型)1,500円〜数万円/室
月額料金(PMS一体型・精算機一体型)数万円〜(要見積もり)

IT導入補助金の活用も可能なシステムが存在します。初期費用を抑えたい場合は補助金対象ツールとして登録されているかを確認しましょう。


旅館業法への対応は大丈夫?

セルフチェックインでフロントを無人化する場合、旅館業法上、以下の3点への対応が必須とされています。

  1. 本人確認の実施:ビデオカメラでの顔認証やパスポートスキャンによる本人確認機能(ICT設備)が必要
  2. 宿泊者名簿への記録:宿泊者情報をデジタル台帳に正確に記録・管理する機能
  3. 緊急時の連絡体制:宿泊客がトラブル時にスタッフと連絡できる手段の確保

また、2023年12月13日の旅館業法改正により、宿泊者名簿の記載事項が変更されています(「職業」削除・「連絡先」追加)。導入予定のシステムが改正後の法令に準拠しているか、また今後の法改正対応が追加費用なしで行われるかを事前に確認しておきましょう。


セルフチェックインシステムの選び方

スマホを操作するイメージ

① 操作のしやすさ

スタッフにも宿泊客にも直感的に使えるUIであることが前提です。無料トライアルやデモンストレーションで実際に確認しましょう。

② 事前チェックインへの対応

来館前に情報入力を済ませておける機能があると、当日の手続きが大幅に短縮されます。

③ 多言語対応の範囲

英語・中国語(簡体・繁体)・韓国語への対応が最低限の目安です。インバウンド客が多い施設は特に重視してください。

④ 外部システムとの連携範囲

既存のPMS・スマートロック・サイトコントローラーと連携できるか確認しましょう。連携できない場合、二重管理が発生し業務が非効率になります。

⑤ 料金体系(固定制 vs 従量課金制)

料金タイプメリットデメリット向いている施設
固定料金制費用が一定で予算管理しやすい閑散期も一定額が発生稼働が安定している中〜大規模施設
従量課金制利用した分だけ課金繁忙期に費用が増加繁閑差が大きい施設、小規模民泊

⑥ サポート体制

システム障害や操作不明時に迅速に対応してもらえるか、365日対応可能かを確認しましょう。


おすすめセルフチェックインシステム5選 比較表

サービス名特徴多言語スマートロック連携事前チェックイン主な対象施設
maneKEYAI顔認証・パスポート読み取り、クラウド台帳管理日英中(繁・簡)韓ホテル、民泊
minpakuINIoT活用、部屋割り・現地決済機能も搭載要確認民泊、ホテル
FlexIN低価格・高カスタマイズ性、マンスリーマンションや企業受付でも活用可日英中韓民泊、ホテル、オフィス
HOTELSMARTPMS一体型のオールインワンシステム、清掃管理・売上管理も対応要確認◯(オプション)ホテル、旅館
AirHostONE宿泊前〜チェックアウトまでアプリで一貫対応、館内・観光案内機能付き要確認ホテル、民泊

よくある質問(FAQ)

Q. セルフチェックインシステムの費用はどれくらいかかりますか?

タブレット型・クラウド型は初期費用0〜数万円、月額は1室あたり1,500円〜数万円が目安です。自動精算機を含む大型システムは1台300〜700万円かかる場合もあります。IT導入補助金の対象となるシステムもあるため、コスト軽減策として確認してみましょう。

Q. 旅館業法に違反しませんか?

法令に対応したシステムを選べば問題ありません。フロントを無人化する場合は、顔認証や本人確認機能(ICT設備)の設置が義務付けられています。また2023年12月の法改正にも対応しているシステムを選ぶことが必要です。

Q. デメリットはありますか?

高齢者やデジタル操作が苦手なゲストが戸惑うケースや、システム障害時のリスクが挙げられます。コールセンターサービスの併用や、わかりやすい操作案内の掲示で対策できます。

Q. 小規模な民泊でも使えますか?

はい。民泊向けに特化した低価格プランを提供しているシステムも多く、月額1,500円〜から始められるものもあります。スマートロックと組み合わせれば、完全無人での運営も実現できます。

Q. 既存のPMSやOTAとの連携はできますか?

多くのシステムがサイトコントローラーや主要PMSとの連携に対応していますが、対応範囲はシステムによって異なります。導入前に自施設で使っているシステムとの連携可否を必ず確認してください。


まとめ

タブレットでサイン

セルフチェックインシステムは、人件費削減・人手不足解消・インバウンド対応・24時間対応を同時に実現できる、宿泊施設のDXにおけるコアツールです。

システム選びでは、種類(PMS一体型・特化型など)・費用体系・旅館業法への対応・外部システムとの連携・多言語対応の5点を軸に比較することをお勧めします。小規模民泊から大規模ホテルまで、施設の規模や運営スタイルに合ったシステムは必ず見つかります。

まずは無料トライアルやデモンストレーションを活用して、自施設に最適な一択を見つけてみてください。


セルフチェックインシステム「maneKEY」資料ダウンロードはこちら(無料)>>