コラム

ついにコロナ治療に?治療薬と日本製ワクチンの現状

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ついにコロナ治療に?治療薬と日本製ワクチンの現状


当ブログではCOVID-19に関しての日本政府の対応について、度々アナウンスをさせていただいております。
延長されていた緊急事態宣言も今月12日までとなり、再度延長されるのか否か、読者の皆様も注目しているところではないでしょうか?
『いつになったらアフターコロナと言える状態になるのか?』
『いつになったら堂々と外出・旅行ができるようになるのか?』
日々このように感じられている方は多いはずです。
アフターコロナに向けて、着々とワクチン接種が進む中、新たにコロナウイルスに対して治療薬が厚生労働省から特別認可を受けたというニュースが報じられました。
今回は、この新たな治療薬とは何なのか?簡単にわかりやすく説明させていただくとともに、現在認可に向けて着実に進んでいる日本製のワクチンの話題も取り上げていきたいと思います。
それでは最後までお付き合いください!


コロナ治療薬


「ついにコロナ治療?」とタイトルで書かせていただきましたが、実は今回の「抗体カクテル療法」、特別認可としては4例目なんです。つまりその前に3つ、コロナ治療薬として認可を受けた医薬品があるのです。皆様ご存知でしたか?
その3つとは、抗ウイルス薬「レムデシビル」抗炎症薬「デキサメタゾン」リウマチ薬「バリシチニブ」です。
名前が難しいだけあってなかなか見分けがつきませんよね。。。
1つ1つ簡単に紹介していきますね。

レムデシビル

昨年5月に認可が決まった認可一番乗り!のお薬です。
その作用機序はウイルスが増えるときに必要なRNAの合成を途中で阻止する働きを示します。
同じ方法で増えるウイルスに対しては効果があるという論理ですね。
コロナウイルスが体内に入ってから増えるのを防ぐ、一般的に「抗ウイルス薬」と言われているお薬です。

デキサメタゾン

日本で2番目に認可されたお薬です。
抗炎症作用のステロイドの一種で、簡単に言うと、レムデシビルとは違いコロナにかかった後の重症化を防ぐ、もしくは軽くするお薬です。主に重症患者に使用されています。
基本的にコロナ治療薬は、抗ウイルス薬によるウイルス増殖の阻害と、ステロイドによる重症化の予防の2つの面から治療していきます。
ここを理解していただくと今後のお話が楽になってくるはずです!

バリシチニブ

3番目に認可されたお薬です。
こちらも中等症から重症の患者を対象に承認されたもので、重症期の症状である免疫異常の炎症を抑えるお薬になります。

カシリビマブ/イムデビマブ

そしてこちらがみなさん一度はニュースで耳にした事がある「抗体カクテル療法」の正体です。
他の治療薬と最も異なる点は、軽症から中等症の患者に対して有効である事です。
「中和抗体」とも言われ、コロナウイルスに対する抗体を先に作ってしまい、点滴によって投与します。
簡単に説明すると、自分の体の中でコロナウイルスに対する「専門部隊」が出来上がる前に、先に人工的に作っておいた「専門部隊」を点滴によって投与する形になります。
すごいですね〜。医学の進歩は、、、


国産ワクチンの現状


さて、続々と新しい治療薬が出てきたのは進歩ですし、喜ぶべきことではあります。
しかし、「気にせず動き回る」「外出も旅行もし放題!」と言う状況にはまだまだ遠く及ばない状況である事に変わりありません。
そんな状況下に希望となるのはやはりワクチンなのではないでしょうか?
それも「国産ワクチン」ができたとなると、数の面でも安定し、不安要素も少なくなるのではないでしょうか?
現在承認に向けて治験を進めている企業では、大阪大とアンジェスが共同開発するDNAワクチンをはじめ、塩野義製薬第一三共KMバイオロジクスが追いかけている状況です。
塩野義と第一三共、KMバイオロジクスは、21年中の最終治験開始を目指しており、塩野義は最速で年度内、第一三共は22年中の実用化が目標だそうです。
年内に国からの承認が得られれば、さらにワクチン接種が加速し、マスクを外して生活する日もぐっと近づくことは間違いないでしょう!


まとめ


毎日のようにPCR検査の陽性反応者の人数が報道され、コロナ禍の終わりがなかなか見えてこない現状ですが、医療は確実に進歩しているようです。
COVID-19の影響で、世の中の様々なサービスが向上し、無駄が省かれています。
この影響で、みなさまの「あたりまえの生活」もより「便利で快適で幸せなもの」にグレードアップして帰ってくる日が近づいてきているのかもしれません。
気持ちの持ちよう1つで、一日の過ごし方は大きく変わってきます。
皆様がより素敵な1日を過ごし、より明るい明日を想像できる、そんな記事をこれからも書いていこうと思いますので、ぜひお楽しみに!
それでは最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。
また次の記事でお会いしましょう!