先月30日、緊急事態宣言の区域に埼玉、千葉、神奈川および大阪が追加され、計6都府県となったほか、期間を8月31日まで延長することが発表されました。
過去を振り返ると一度は落ち着いた様子を見せることもあった新型コロナウイルスですが、最近では新規感染者が東京で3000人超え、大阪でも800人を超えるなど感染が広がり続けています。
ワクチンの接種も始まり、少しずつ接種人数も拡大してはいるものの、日々不安になってしまうこともあるかもしれません。コロナ禍でも健康に過ごすためには何をすれば良いのか、新しい生活様式の基本の『き』から振り返ってみましょう!
Contents
油断大敵!感染を防ぐための「基本」のおさらい
新型コロナウイルスは、ウイルスに感染している人の咳やくしゃみによる飛沫感染や接触感染によって拡大するため、外出や他者との接触を減らす必要があります。2020年の流行語大賞にも選出された『三密』は、皆さんの記憶に新しいワードなのではないでしょうか?日常生活においてこの三密をできる限り避けることが感染予防の基本となります。
マスクの着用と手洗いが肝心
新型コロナウイルスの感染症はもちろん、その他感染症対策の基本は「マスク着用等の咳エチケット」と手洗いです。電車や街中ではほとんどの方がマスクを着用し、公共のトイレや施設などにもアルコール消毒が設置されていますよね。
マスクの着用は感染対策の基本の「き」!
感染症予防においてなぜマスクの着用が必要になってくるのでしょうか?
マスクの着用は、もし自分が感染してしまっている場合でも、自分が吐き出す飛沫を遮ることで周囲の人たちへの感染を防止する効果があります。咳やくしゃみをした時に出る飛沫は比較的大きいため、マスクによって十分捕集できます。
新型コロナウイルスは、感染しても自覚症状のないケースもあり、自分で感染に気がつかないままウイルスを拡散させているケースも多いと考えられています。このような事態を防ぐためにも普段からできる限りマスクを着用することが大切です。
一方で注意が必要なのが。夏場のマスク着用による熱中症です。
高温や多湿といった環境下でのマスク着用は、熱中症のリスクが高くなる恐れがあるため、屋外で人と十分な距離、少なくとも2m以上、が確保できている場合にはマスクを定期的に外すことが推奨されています。
マスクを着用する場合には、強い負荷がかかる作業や運動は避け、喉が乾いてなくてもこまめに水分補給を行いましょう。また、周囲の人との距離を十分に取れる場所でマスクを一時的に外して休憩することも必要です。
外出先での手洗いも忘れずに
自宅に帰ってきてから、または出先でお店に入る前など、手洗いを日常的に行っていたシーンや手指消毒が必須の場面においては多くの方が忘れることなく手洗い、消毒を行っているかと思います。
注意したいのは、通勤通学後職場や学校に到着した後といった、公共交通機関を利用した後の手洗いです。ドアノブや電車のつり革など、多くの人が触れるものを通じて自分の手にもウイルスがついてしまう可能性が高いので、そのような場合はこまめに手指消毒を行うことが重要です。外出先からの帰宅時、食事前などは特に丁寧に手を洗いましょう!
場面に応じた感染予防対策をしよう
これまでに紹介したマスクの着用や手洗いの習慣づけ以外にも場面や状況に応じて気をつけなくてはいけないことが多くあります。チェックシートを用意しましたので、ぜひ確認してみてください!
やむを得ず新幹線や飛行機を利用する際の注意点
テレビや新聞のニュースでもよく目にする通り、長距離の移動を伴う旅行や帰省は感染リスクを上昇させることが知られています。各都道府県も「県境を越える不要不急の往来自粛」を求めていますが、やむを得ず新幹線や飛行機で移動をしなくてはいけない機会があるかもしれません。
新幹線や飛行機を利用する際にできるだけ感染リスクを下げるためにはどのようなことに気をつければ良いのでしょうか?
長距離の移動においても、基本的に注意しなくてはいけないポイントはここまでにお話しした日常生活と同じで、感染リスクを下げるためには、以下の要素をできるだけ減らす必要があります。
◇ マスクを着けていない
◆ 感染者と長時間一緒にいる
新幹線では6〜8分に1回、飛行機では2〜3分に一回と十分な換気が行われているものの、感染リスクを下げるためには個々人の注意が必要です。どのようなことに気をつければ良いのか簡単に纏めてみたので可能な範囲で実践してみてください!
1時間程度の短い移動であれば、他者との接触機会を減らすために席から移動しないことが理想ですが、トイレを利用した場合や、手すりなどに触れた場合はしっかりと手を洗いましょう。
コロナ禍においても飛行機は直前だと席が取れないことが多いですが、新幹線は座席数が多いことから、比較的席を取ることができます。感染者と隣の席に座ることを避けるために、直前に隣が空いている席を取るのも良いでしょう。
しかしながら、最近ではラムダ株やデルタ株の出現など、新型コロナウイルスの感染もどんどん拡大してきています。これ以上感染拡大をさせないためにも、自身が感染しないためにも、残念ですが旅行や帰省を諦めるといった選択肢も必要かもしれません。
まとめ
新型コロナウイルスが出現してから1年半ほどが経過し、新しい生活様式が当たり前になってきた今、改めて感染防止対策の基本について紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
月日が経つにつれていろいろな対策が習慣となってきた一方で、細かな場面においては「後ででいいや」と対策を怠ってしまうことがあるかもしれません。
新型コロナウイルスの収束には、一人一人の感染防止対策への意識が必要です。東京オリンピックも無観客での開催となり息苦しい日々が続きますが、ともに踏ん張っていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました!また次の記事でお会いしましょう!