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2021.02.01
日本国内で猛威を振るっている新型コロナウイルス(COVID‑19)ですが、日に日に感染者数は増え東京では約1万人にのぼります。
新型コロナウイルス感染症の方々のうち、入院治療が必要のない軽症者や無症状者の方は、大切な家族や友人等に感染させないよう、また、症状が急変した時にも適時適切に対応できるよう、各都道府県が用意した施設での宿泊療養が促されています。
そんな宿泊療養の現状はどうなっているのか紹介していきます。
Contents
宿泊療養とは、新型コロナウイルスに感染した方で、入院治療が必要のない軽症者や無症状者の方に限り、感染拡大を防ぐため都道府県が用意した施設で宿泊しながら療養するというものです。
宿泊時は、施設内に看護師が常駐し毎日の健康観察を行い、随時相談が受けられる体制が整備されています。
宿泊中に症状が悪化した場合は、必要に応じて医療機関を受診・入院が可能です。
宿泊療養には、A、Bの2つの場合があります。部類分けとしては以下の通りです。
A 入院中の方が当該医療機関から宿泊療養に移行する場合(医療機関 → 宿泊施設)
B 外来で診断を受けた方が自宅から宿泊療養に移行する場合(自宅 → 宿泊施設)
また、ペットを飼育している方のためにも、ペット同伴で宿泊療養できる施設も存在します。ペットは居室内で適切に飼育できる犬・猫・ウサギ・ハムスターに限られます。
宿泊療養は以下の基準を満たし、施設での療養に同意した方が対象となります。
条件は、以下の全てに該当する方であること。
詳細は、以下の「東京都における宿泊療養施設の運営について」を参考にしてください。
実施に宿泊療養されている方のブログから持参したほうがいいものをピックアップしました!
まず、「枕」「寝間着」「スリッパ」などの身につけるものは持参しましょう。
ヘアーケアなどにこだわりがある人は使い慣れたシャンプーや歯磨き粉もあると便利だそうです。
また、宿泊療養中は外に出ることができないため、気分転換用に「スティックミルクティー」や「個包装のチョコレート」「小分けのお菓子」などの甘い物を持っていくのもオススメとのこと。
チョコレートは新型コロナウイルスの症状の一つである嗅覚障害のチェックとして、匂いを感じるかどうかが役にたつそうです!
宿泊中の差し入れの弁当は、肉や揚げ物などの油っこい弁当が中心で野菜が少なかったという情報もあるため、野菜ジュースや野菜スープなどを持参することで足りない栄養素を補えます。弁当の味に飽きるので、ふりかけもおすすめです!
療養中は部屋からほぼ出ないため、上着は厚い物と薄い物が1~2着あれば十分だそうです。
実際に宿泊療養をされた方は、気晴らしにテレビゲーム機を持参したが、新型コロナの症状である倦怠感から、ほとんど遊べず、読書も厳しく感じたらしいです。
これまでは新型コロナと診断されたら原則入院となっていましたが、2020年10月14日に運用見直しが行われ、無症状・軽症の新型コロナ患者は入院勧告・措置の対象ではなくなりました。
現在、入院勧告・措置の対象となるのは、
等に該当する方です。
入院とならなかった場合は、宿泊療養、自宅療養のいずれかとなります。
ただし、東京都など新型コロナの感染者が急増している地域では、本来はただちに入院することが望ましい方でも入院先が確保できず自宅療養を余儀なくされている方が多くいらっしゃいます。
報道では、2021年1月16日時点で全国の自宅療養者は3万人を超えているとのことです。
東京都の小池知事は2020年1月14日午後、都内の区長や市長らとテレビ会議を行い、新型コロナウイルスの対策や課題について意見を交わしました
現在、自治体側から感染が確認された人の入院先が、すぐに見つからないケースが出ていることから、ホテルなどの宿泊療養施設を増やすよう求める意見が出ました。
意見交換の中で、江東区の山崎孝明区長は「入院がなかなかできない状況になっていて、入院できなければホテルで療養するような方策を徹底的にやってほしい。せめてホテルの借り上げを何倍かに増やせないか」と述べて、軽症や無症状の人に療養してもらうための宿泊療養施設を増やすことを求めました。
しかし、宿泊療養が難しい理由は部屋数の問題だけではありません。
実は、新型コロナウイルスの軽症者などが療養する宿泊施設について、確保している部屋数のうち3分の2以上が使われていない状況です。
例として埼玉県を取り上げると現状として、宿泊療養施設をあわせて8施設967室を確保していますが、実際に施設で療養している患者は289人にとどまり、全体の部屋数の3分の2以上が活用できていません。
県内の宿泊療養施設の稼働率としては29.8%で、これは近隣の都県も同じような状況です。
稼働率が低い理由の1つとして挙げられるのが、清掃や消毒などに時間がかかることです。
これまで1フロアすべてが空き部屋となってから業者を呼び、消毒と清掃を行っていたいたためどうしても時間がかかってしまいました。
そのため清掃業者を特定の曜日に常駐させたりするよう方針を変えるなどして、作業の効率化を図っています。
一方、県関係者によりますと専門家会議のなかで、委員から「新型コロナウイルスを扱う病院でも清掃を行うのは看護士で、業者を入れた消毒はしていない」「不要な消毒をなくして稼働率をあげるべき」と指摘する声が複数回、上がったそうです。
こうした意見について、県は「消毒作業をなくすことで清掃業者が感染しないかと不安になる可能性もある。消毒は引き続き、行いたい」としたうえで、知見がもう少し増えれば対応の変更を検討したいとコメントしています。
県内では、本来は入院や宿泊療養が必要なおよそ1100人がホテルなどに入れず、自宅療養を余儀なくしているのが現状です。
感染拡大を防ぐ手段として有効な宿泊療養ですが、現在様々な問題を抱えています。
部屋数はあるが消毒作業が追い付いていないなど、感染してしまったとしてもすぐに宿泊療養を受けられるわけではないようです。
また、宿泊療養する場合は外に出ることはできなくなります。いつ感染するかわからないため日ごろから最低限の準備は必要だと感じました。
万が一感染してしまった方はすぐに保健所の判断に従い、感染拡大を抑える行動を意識しましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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