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2020.11.25

「民泊」って何?ホテルとの違いや、醍醐味・注意点など

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「民泊」って何?ホテルとの違いや、醍醐味・注意点など

2020年に予定されていた「東京オリンピック」

世間がその話題で賑わいだした頃から聞くようになった「民泊」を皆さんはご存知ですか?
なんとなく「ホテルと同じような、旅行の時に泊まる場所なんだろうな」と思う人は多いと思いますが、実際ホテルと何が違うのかはよくわからない人は多いのではないでしょうか?
今回は「民泊」がなぜ話題になったのか、ホテルや旅館との違いはなにか、「民泊」ならではの特徴と注意についてご紹介します。

 

そもそも民泊とは何か?



民泊とはその名の通り「一般の民家や空き部屋を宿泊施設に利用する」ことで、言い換えると「一時的に一般家庭で旅行者を受け入れる」ということになります。
また、民泊の事業形態には種類があり、その家の持ち主(オーナー)と一緒に寝泊りするいわゆるホームステイのような「家主居住型」や、オーナーの不在時に空き部屋を貸してもらうような「家主不在型」があります。

 


ホテル・旅館との違いは



「民泊」と「ホテル・旅館」の決定的な違いは、民泊はあくまで元は「宿泊施設」ではなく「一般家庭」であるということです。

ホテルや旅館ではその建物で寝泊りしている人は全員旅行者ですが、民泊の場合は必ずしもそうというわけではありません。

例えば、マンションの1室を利用した民泊の場合、その隣にはそこで普通に暮らす家庭があります。また、先ほど説明した「家主居住型」の民泊なら、隣の家どころか自分と同じ部屋にオーナーが生活しているという場合もあります。
また、元々「住む」ために作られている民泊の施設では普通のホテルにはないようなリビングやキッチン、洗濯機がある場所も多いことが特徴です。


民泊注目の理由とは



民泊注目の背景には訪日外国人観光客の増加にあります。観光庁の調査によると、2011年から訪日外国人観光客数は右肩上がり増え続け、2019年は2011年の人数の5倍以上になっています。



加えて、現在は新型コロナウイルスが原因で延期されてしまいましたが、2020年には「東京オリンピック」が控えていたため、さらなる訪日外国人観光客の増加を見込んでいました。
そこで考えられたのが「宿泊施設の不足」でした。観光客の増加に伴い大型のホテルを増やそうにも、建設条件に見合う場所が少なかったり、建設期間も長くなるためとても追いつかないという問題が発生しました。

そこで、それらの問題を解決するため「民泊」に注目が集まりました。民泊では元から存在する空き家・空き部屋などを一時的に貸し出すため、問題解決にぴったりでした。加えて、2018年に施行された「住宅宿泊事業法」(以下「民泊新法」)のおかげでホテル・旅館と比べて事業を始めやすくなったこともあり、さらに注目を集めました。

 

 


民泊ならではの特徴や醍醐味



ここまで聞いて、民泊は「ホテルや旅館の代わり」というような印象を受ける方も多いと思われます。

もちろんそのような民泊も存在しますが、ホテルや旅館にないような民泊ならでは特徴や醍醐味もあります。ここではホテルや旅館では味わえない、民泊ならでは特徴や醍醐味をご紹介します。

 

 


一度やってみたかった!そんな体験ができる「農泊」

民泊では宿泊だけではなく「その土地ならではの体験」を含むものがあります。その一つが「農泊」です。

農泊は農山漁村に滞在し、農村地域の人々と交流したり、伝統的な生活体験ができるもので、場所によっては実際に農業を営んでいる農家にいわゆる「ホームステイ」できます。「自分で収穫した野菜を食べたい」「漁師と一緒に漁に出てみたい」「囲炉裏でごはんを食べたい」「日本昔話のような生活をしてみたい」というような都会では味わえない体験ができます。

 

例えば、福島県の二本松市の「ゆんたでは、築100年近い古民家に泊まる農泊が可能です。

オーナーは沖縄県から移住し、農業研修を経て農家民宿として独立したという経緯の持ち主です。春は東和サルスベリ園でのサルスベリ苗植えが体験でき、他にも季節に合わせて農業体験、登山体験、雪体験ができ、福島県の自然を満喫できます。宿泊する家の中も囲炉裏や畳など、日本の昔ながらの作りを残しながらも清潔で、窓から外を眺めれば山と森がまるで絵のように目の前で広がる絶景を見ることができます。

 

 


え?!そんな場所に泊まれるの?!少し変わった民泊

民泊は個人経営が多く、オーナー側の経営理由も様々なことから、施設様式がバラエティに飛んでいることも大きな特徴です。普通のマンションの一室や、貸し別荘、コテージのように他でもよく見るものもあれば、江戸時代から残る古民家、本当に電気・電波のない山奥の温泉、犬や猫・ヤギなどのペットのいる家、手作りのツリーハウスなど「え?!そんな場所に泊まれるの?!」と思うような場所もたくさんあります。

 

例えば、宮城県本吉郡南三陸町の校舎の宿 さんさん館では、実際に使用され平成11年に廃校となった小学校に泊まることができます。

昭和レトロな校舎には実際に使われた机や黒板などが残されており、長い間学び舎として利用されていた歴史を感じられます。それと同時に、客室部分はきれいにリフォームされているので快適に過ごすことができます。校舎は山に囲まれた自然豊かな場所にあり、別途で10種類以上のその土地ならではの体験ができます。地元の人たちの「この学校をなんとか残したい」という思いから民泊として遺されたことも頷ける、レトロで歴史を感じる宿です。




旅先での出会いを大切に「ホームステイ」や「シェアハウス」

『そもそも「民泊」とは何か』で紹介したように民泊には「家主居住型」と言われるオーナーと一緒に過ごす、いわゆるホームステイのような宿泊方法があります。宿泊施設によりますが、オーナーが食事の準備、送迎、観光案内、様々な体験を提供してくれる場所も多いです。中にはオーナーとの触れ合い自体が「親戚の家に来たような時間が過ごせる」と人気の宿もあり、ホテルとの決定的な違いになっています。

また、オーナーだけではなく「宿泊者」どうしの交流ができる「シェアハウス型」の宿も存在します。

 

例えば、東京都小笠原の父島にあるシェアハウス海では、オーシャンビューのシェアハウス型の民泊を利用できます。

最大5人が共同生活できるデザイナーズ・シェアハウスで、カフェのような共同スペースの窓からは目の前に広がる海を一望できます。

共同スペースにはキッチンもあるので、その場で仲良くなった宿泊者同士で食事を作り合うことも可能です。目の前の海から上がって使用できる、外のシャワーとトイレ完備、電動バイクやキッチン用品が自由に使え素泊まりですぐに南の島での生活が始められます。オーナーと相談すればお弁当の用意や観光の相談も受け付けてもらえます。



 


実際にそこで暮らしてみる住宅街の民泊

民泊は旅行やレジャー以外の利用でもとても便利なところがあります。

出張やコロナが原因の一時帰国の時「家を借りるには短いけどホテルだと自炊や洗濯ができなくてストレスが…」というちょっとした長期滞在に民泊はぴったりです。民泊は『民泊注目の理由』でも紹介したように「民泊新法」が適用されるものがあります。その場合、ホテルや旅館が建設できないような「住宅街」での宿泊が可能になります。また、宿泊場所は一般的な「家」になるのでキッチンや冷蔵庫、洗濯機などが完備されている宿に泊まることも難しくありません。

 

例えば、東京都大田区には、一泊5700円で利用可能な小型駐車場付きの戸建ての民泊が存在します。キッチンや洗濯機はもちろん炊飯器、アイロン、掃除機、無線LANも完備されています。空港から30分最寄りえきから徒歩5分、連泊割引もあり一ヶ月の長期宿泊も可能なので都内への一時的な出張に便利です。



 

 


民泊利用での注意



ここまでご紹介したように民泊は施設のバリエーションやホストのご好意などでホテルや旅館と少し違ったサービスや体験ができます。しかし、ホテルや旅館と違うからこそ民泊ならではの気をつけることがあるのでご紹介します。

 

 


セキュリティとプライベート

「民泊ならではの特徴や楽しみ」でご紹介したように、民泊には「個室型」「ホームステイ型」「シェアハウス型」と大きく分けて3つの宿泊タイプがあります。このうち「ホームステイタイプ」「シェアハウスタイプ」の場合、宿泊先に自分以外にホストやその家族、他の宿泊者がいることになります。その場合、どこまで自分のプライベートスペースがあるのか、鍵の有無、共有スペースなどをしっかりと確認しておくべきです。個室があると思って行ってみたら、寝る時は全員一緒の部屋だった!という可能性も十分にあります。


何かあったときの対処・連絡先

ホテルであれば何かあった場合、フロントに連絡をすればなんとかなることが多いです。しかし、先ほどご紹介した「個室タイプ」の民泊の場合、ホスト不在の施設に泊まることになります。そんなとき、緊急時の連絡先や対応を確認していないと、何かあった時にとても困ります。

民泊に宿泊中困ったことがあったら、まずは部屋に置いてある「ハウスマニュアル」を確認しましょう。それでも解決しない場合の連絡先や、連絡方法もしっかり確認しておくべきです。連絡方法もオーナー自身へ電話なのか、メールでの連絡になるのか、他のメッセージアプリを利用しているのか、事前に指定されていることもあります。中には運営会社に依頼しているオーナーもいるため、何かあった時に慌てないように『緊急連絡先』は事前にしっかり確認しておくべきです。

また、早朝・深夜の場合は「なかなかオーナーと連絡がつながらない」ということもあるかもしれません。チェックインしたら、まず部屋に問題はないか最低限の確認をしておくこともポイントです。

 

 


アメニティーや設備

ホテルや旅館などではどんなに安いビジネスホテルやカプセルホテルでもタオルやシャンプー、洗面用具やドライヤー、パジャマなどの簡単なアメニティが揃っていることが一般的です。

しかし、民泊の場合は全くアメニティーがおかれていないことも少なくありません。寝る前に「歯ブラシ」がない!と気づき、深夜に近くのコンビニに買いに行くということも起こるかもしれません。

また、Wi-Fiやネット環境も完備されている保証もありませんし、農泊や山奥の宿泊先になると電波すら届かない場合もあるので注意が必要です。予約サイトを利用する場合はサイトに記載されていることがありますが、不安な場合は事前にオーナーに確認するべきです。

 

 


チェックイン・チェックアウトの方法

ホテルでは迷うことはないチェックイン。しかし、民泊ではチェックインの方法もオーナーが決めているので様々な方法があります。フロントがあるような施設なら『フロントでチェックイン』、フロントがない場合『コンビニに設置しているIT端末でセルフチェックイン』、『施設近くのタクシー会社さんや不動産屋さんに委託してチェックイン』、『オーナーと直接あってチェックイン』などなど管理会社や施設、オーナーによって様々です。支払いも『現金のみ』『事前のカード決済のみ』など指定されていることも多いので、現地に行く前に確認が必要です。
また、The Peak Villa Suite Hokkaido様では当社のマネキーを利用した完全無人のチェックインを採用していただいております。事前登録のみでAIを駆使した顔認証技術による本人認証やスマートロックとの連携により非接触でのチェックインが可能です。

エントランス

スマートロックで自動施解錠可能

 

 


まとめ



いかがだったでしょうか?

民泊はホテルや旅館と違う様々な楽しみがある一方、ホテルに泊まるような意識で泊まりに行くと困ってしまうこともあります。楽しい旅行や大切な出張のためにも、しっかりオーナーとコミュニケーションをとりながら民泊をうまく利用してみてください!

参考

観光庁ホーム「訪日外国人旅行者数・出国日本人数」

宿泊予約はSTAY JAPAN(ステイジャパン)

民泊の教科書

初めて民泊を予約(宿泊)する時の注意点と確認しておくべき5つのコト

 

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