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無人ジム運営を始めたい方必見!メリット・デメリットと必要なシステムとは?

コラム無人ビジネス

フィットネスジムの運営を無人でもできたら…と思う方もいるのではないでしょうか?昨今のコロナ禍の影響で、非対面・非接触を可能とする「無人ジム」の需要はさらに高まっています。今回は無人ジムの運営を始める際のメリットや注意点をしっかり解説したうえで、運営に必要なシステムをご紹介したいと思います。これを機に始めてみたい!と考えている方は必見ですので、ぜひ最後までご覧ください!

無人ジムとは

そもそも無人ジムとは、その名の通りスタッフが常駐せずに運営する事務のことです。ジムの利用者は他者とほぼ接触することなくトレーニングを行うことができます。またスタッフを必要としないからこそ、深夜帯や早朝でも運営することができ、24時間営業が容易に可能になるのもポイントです。

この無人ジムの需要が高まった背景としては、コロナ禍による非対面・非接触へのニーズが挙げられます。また、家で過ごす時間が増えたことによって運動の大切さに気づいた人が増え、自分のライフスタイルに合わせてトレーニングを行える環境を望む方が増えたのも要因の1つです。さらに、トレーニングの様子をInstagramやYouTubeに投稿する人が増えたことも、人目を気にせず撮影できる環境として需要が高まった要因の1つと言えるでしょう。

無人ジムを経営するメリット

フィットネスジムが多くある中で、経営する上での無人ジムのメリットは以下の3つです。

  • 人件費を削減できる
  • 24時間営業で幅広い顧客を獲得できる
  • 非対面で利用できコロナ禍に適している

人件費を削減できる

経費の中でも特にコストがかかるのが、受付係やインストラクターなどの人件費です。無人ジムではこれらの人件費を削減できるため、一般的なフィットネスジムよりも利益を上げやすくなります。

24時間営業で幅広い顧客を獲得できる

24時間営業にすることで、営業時間の縛りがなくなります。仕事帰りのサラリーマンや、日中に時間のある主婦、学校に行く前に軽く運動をしたい学生など、多くの利用者のライフスタイルに合わせることができるのです。

非対面で利用できコロナ禍に適している

受付やセキュリティ管理のスタッフがいないからこそ、人と接することなくジムを利用できるのも強みです。コロナ禍の影響により、極力人との対面を減らしたいという利用者に適しています。

無人ジム経営で注意すべきポイント

無人で運営する際、利用者に安心して正しく利用してもらうために以下のポイントに注意しましょう。

  • セキュリティ対策が必須
  • 共連れによる不正利用を防がなければならない
  • 安全の確保

セキュリティ対策が必須

スタッフが常駐しないからこそ、入退室時の管理や、特に女性の利用者が安心してトレーニングができる環境を提供する必要があります。また貴重品の管理や、トレーニング器具などの備品の盗難にも備える必要があります。

共連れによる不正利用を防がなければならない

無人ジムというシステムを逆手に取り、会員が非会員を連れ込む共連れという迷惑行為があります。この問題を処理するには、出入り口でのセキュリティ管理を徹底させる必要があります。

安全の確保

スタッフがいないからこそ、トレーニング器具でけがをした、他の利用者とトラブルがあった、などの緊急事態があった際に、施設内の状況をすぐに確認できる体制を整えておく必要があります。

無人ジム経営に必要なシステム

ここでは、スムーズに無人ジムを運営するために必要な以下の5つのシステムをご紹介します。

  • 入退室管理システム
  • スマートロック
  • 共連れ検出システム
  • 混雑カウントシステム
  • クラウド型監視カメラ

入退室管理システム

入退室管理システムとは、多くの利用者が出入りする環境で、正規の会員だけにジムの入出を許可するための非常に重要な管理システムです。昨今では身代わり防止の観点からも、顔認証や指紋認証などの生体認証を利用して、厳格に入退室を管理できるシステムが主流となっています。他にも暗証番号やICカードなどを組み合わせて入退室時のセキュリティ管理ができるシステムがあります。

スマートロック

スマートロックとは、スマートフォンなどを使って施錠管理をすることができるシステムです。方法はシステム会社により異なりますが、入室の前に開錠用の暗証番号やQRコードを会員の端末に送るなどのやり方があり、利用者も運営側も安心して入室管理を行うことができます。

共連れ検出システム

共連れ検出システムは、ジムに入出する際に会員が非会員を連れ込んだり、会員が退出するタイミングで開いたドアから非会員が入出する行為を検知するシステムです。施設ごとの出入り口の空間に合わせて、カメラと検知システムで複数の人の動きを認識することができます。

混雑カウントシステム

混雑カウントシステムとは、出入り口や施設内の人の動きをカメラで捉え、人数を計測することで、ジムの混雑状況をいつでも確認できるシステムです。混雑状況を確認したうえでジムを利用できるため、「せっかくジムに行ったのに満員で利用できなかった」という事態を避けられます。少しでも空いている環境が良いという方や、効率よくジムを利用したい方にはとても便利なシステムで、運営側としてもトラブルを避け、安心して利用していただける環境を提供できます。

クラウド型監視カメラ

クラウド型監視カメラは、ハードディスクを持たず、カメラをインターネットにつなげて録画したデータをクラウド上に保存します。そのため、カメラ本体やハードディスクの故障や窃盗が起きても、データ自体は消失することはありません。さらには録画機能だけでなく、利用者の行動分析機能が付いた便利なものなどもあります。

システムを活用して無人ジム運営に挑戦しよう

いかがだったでしょうか?今回は無人ジムの運営のメリットや注意点、それらを解決するために必要なシステムをいくつかご紹介しました。最近では無人ジムの需要を見込んでシステム側も進化しています。少しでも運営に興味がありましたら、これらのシステムを参考にしてみてください!